※皮膚科はしばらくの間不定期での診療となります。
診療日時は「皮膚科診療カレンダー」をご覧ください。
皮膚の病気には、たくさんの種類があります。原因もいろいろで、外的因子によるもの、内的因子によるもの、加齢によるものなど、極めて多様です。
簡単に治るものもありますが、根気よく気長につき合っていく必要のある慢性疾患も少なくありません。適切なスキンケアと軟膏などの外用療法を行うことによって、より良い状態を保ち、こうした皮膚病と上手につき合っていくお手伝いをいたします。
また、内臓をはじめとする体内の状態や血行の状態、ホルモンバランス、ストレスなどが複雑に絡み合って、皮膚の症状として現れて来ることもあります。皮膚疾患を検査しているうちに内科的疾患が見つかるケースもありますので、皮膚の異常が見られたら早めにご相談ください。
当院の医師はアナフィラキシー補助治療注射薬のエピペンが処方可能な登録医です。
保険外診療はピーリング、AGA治療、睫毛貧毛症治療(グラッシュビスタ)、巻き爪(陥入爪)治療としてVHOを行っています。ご希望の方はご相談ください。
にきびは、思春期にきびと大人にきびの2種類に分かれます。
10代から20歳代に多くみられます。その中でも特に、中学生、高校生でにきびは多く、18歳を過ぎるころからだんだんと少なくなりますが30歳代までみられます。思春期に急激に増える性ホルモンの影響で、毛穴から出る皮脂が増え、毛穴につまることから炎症を起こし、皮脂のでやすい額鼻などのTゾーンに多くみられます。治療方法としては、内服外用、洗顔スキンケア、ケミカルピーリングなどがあります。
表皮の新陳代謝(ターンオーバー)のリズムが崩れ、分厚くなった角質層がうまくはがれずに、毛穴をふさいでしまうことが最も大きな原因です。顎や口周り、フェイスラインなどにできることが多いです。大人にきびの原因としては以下が考えられます。
湿疹は乳幼児からお年寄りまで、さまざまな年代に発症し、場所にしても体の特定の場所にしか出来なかったり、全身のどこにでも出来たりします。症状の程度もさまざまで、軽度のものから皮膚をかきむしって出血が見られる重度のものまであります。
湿疹の治療にあたっては、まず痒みや炎症を抑える塗り薬をつけ様子をみます。一般的に湿疹は、皮膚を掻けば掻くほど痒みが増し、さらに悪化して感染症にかかるリスクも高くなるため、とにかく皮膚を掻かないことが重要です。日常生活では皮膚の清潔を保つことが大切ですが、せっけんは低刺激性のものをよく泡立てて使うようにしましょう。
また、湿疹があるときに大量の汗をかくと、痒みが増すなど症状の悪化を招く場合があるので、夏などは発汗にも注意が必要です。様子を見て痒みや炎症が改善されない場合は早めの受診をお勧めします。
あせも(汗疹)とは、汗を多量にかいたあとに、皮膚に細かい水ぶくれやブツブツが現れる皮膚疾患のことです。汗をかきやすい夏に多く、小児に発症しやすい疾患です。あせもは、症状の違いから3種類に分けられます。
アトピー性皮膚炎は、単にアレルギーの病気というだけでなく、皮膚が乾燥することで抵抗力が低下し、さまざまな刺激によって悪化しやすい皮膚疾患です。
アトピー素因やバリア機能が低下している皮膚状態などの「体質的な要因」と、アレルギー症状を起こす物質(アレルゲン)や皮膚やの外部刺激など「環境的な要因」があります。 体質的な要因と環境的な要因が重なったときに、症状があらわれると考えられます。ただし、アトピー性皮膚炎の増悪原因や症状は人によってさまざまです。
アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症し、成長とともに治っていく傾向があります。ただし、大人になるまで続くことや一度治った人が再発することもあり、再発した場合は治りにくいともいわれています。また、年齢に応じて症状の傾向が変化し、乳児期は頭や顔に多く、幼児期にかけてだんだんとからだや下肢に広がります、特に関節部分にできやすく、皮膚の乾燥が目立つようになります。思春期~青年期になると、顔や胸、背中、ひじなど上半身に湿疹ができやすくなります。乳児で2ヶ月以上、幼児~成人は6ヶ月以上症状が続くと、アトピー性皮膚炎を診断されます。
思春期以降、特に30歳、40歳代にさしかかると頭皮のフケが多くなったり、大きめのフケが頭皮にこびりつくことがあります。また、顔面でも眉毛や、鼻の両脇、こめかみや耳の裏側が赤くなっている、脂っぽい細かい皮がこびりついたりしてくることもあります。かゆみは全くない方からひどい方まで様々です。
蕁麻疹(じんましん)は、皮膚にミミズ腫れのような「膨疹」ができ、しばらくすると消えたり、繰り返したりします。蕁麻疹(じんましん)は、激しいかゆみを伴うことが多く、そのためにストレスを感じたり、掻き壊して湿疹になることもあります。
水虫は白癬菌というカビによる感染症です。男性に多いイメージがありますが、最近ではブーツを履く女性などにもよく見られます。
銀白色の鱗屑(りんせつ:皮膚の粉)を伴い、境界の明瞭な盛り上がった紅斑が全身に出ます。乾癬(かんせん)の患者さんの多くが、この症状です(尋常性乾癬)。
大きさ、数、形はさまざまで、発疹が癒合して大きな病変を形成することもあります。出来やすい部位は、慢性かつ機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿などです。青壮年期に発症することが多く、多発しますが、通常、内臓を侵すことはありません。かゆみは約半数の患者さんに見られます。爪の変形や関節炎を伴うこともあります(関節症性乾癬)。稀ながら、発疹が全身に及ぶこともあります(乾癬性紅皮症)。その他、喉が痛んだ後(扁桃腺炎)に雨滴状の小さな乾癬皮疹が出来る滴状乾癬、重症の汎発性膿疱性乾癬があります。
乾癬は慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返し、一律な治療方針は無く、患者さんの病気の程度、置かれた状況に応じた治療法を選択することになります。通常は、外用薬から始めます。外用薬はステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬が主に使われますが、それぞれ特性が異なります。
内服薬としては、レチノイド、シクロスポリン、メトトレキサートなどが主なものです。これに紫外線療法を加えた3つ(外用療法、内服療法、光線療法)が基本的な治療法です。
最近は生物学的製剤も保険適用となり、新たな治療法として選択肢の1つとなっています。
皮膚カンジダ症は、股部・陰部・おむつ部・手指の第3指間など、湿って擦れやすい部分に生じます。症状は、境界のあまりはっきりしない、ジクジクした紅斑で、その中や周囲に小さい水ぶくれや膿が多数見られます。多くは軽い痒みを伴います。
皮膚カンジダ症は、高温・多湿などの環境因子、おむつの使用・多汗・不潔などの皮膚状態が原因になります。そのため、季節的には夏に多く、寝たきりによる不十分なスキンケア、肥満、妊娠なども関係します。
治療の基本は、カンジダに対する抗真菌薬の外用です。同じカビの病気である水虫に比べると治りやすいのですが、広範囲に生じた時や治りにくい場合は内服薬を用いることもあります。
早期に正しく診断し、適切な治療を行えば、早く治ることも多いです。原因があることも多く、それを見つけることで、再発を防ぐ鍵になり、皮膚カンジダ症から内臓の病気が見つかることもあります。
とびひは、正式には「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と称し、皮膚への細菌感染によって発症し、人から人へとうつる病気です。特にアトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低下しているため、とびひにかかりやすいので注意が必要です。掻きむしった手を介して、水ぶくれがあっという間に全身へと広がる様子が、火事の火の粉が飛び火するのに似ているため、「とびひ」と呼ばれます。
皮脂および汗の分泌が減少して、皮膚が乾燥している状態を乾燥肌(乾皮症)と言います。症状としてはかゆみが強く、特に老人の下腿・大腿・わき腹に顕著に見られます。湿度が低下する冬に多くなります。
皮脂欠乏により皮膚のバリア障害が起こり、皮膚表面から水分の喪失が多くなるため、皮膚が過敏となって、痒みが出ます。放っておくと、皮脂欠乏性湿疹になることがあります。住環境や入浴時間・湿度、ナイロンタオルの使用などのライフスタイルも関係してきます。
治療は皮膚の乾燥が根底にあるため、まず皮膚のバリア障害を回復させるためのスキンケアが重要です。入浴時にナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うのは、乾燥を招き、皮膚炎を引き起こします。手で優しく洗うこと、保湿剤を入浴後、皮膚がまだ乾かない10分以内に、十分に塗ることで改善していきます。尿素軟膏も効果的です。
水いぼは、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言い、伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚感染症です。
幼少児によく見られ、痒みを伴うこともあります。特に乾燥肌やアトピー性皮膚炎のある患者さんに多く見られますが、その理由としては、乾燥肌やアトピー性皮膚炎があると、皮膚のバリア機能が低下するため、細かいキズからウイルスが入りやすいことと、痒みで引っ掻くことにより爪先からうつってしまうことなどが考えられます。
プールなどでよく感染しますが、水を介して感染するというよりも、皮膚の接触やビート板の共有が感染の原因となることが多いです。
水いぼは、理論的には免疫機能が働いて治癒します。しかし、ウィルスが周りに広がり増えてしまうことが多く見られます。そのため、広がらないうちに早めに治療することをお勧めします。
また、学校や幼稚園、保育園などでは、水いぼがあるとプールに入れてもらえないことが多く、そういう制限を避ける意味でも治療する必要性が出てきます。 治療法としては、専用のピンセットで一つずつ摘まんで内容物を出す方法が一般的です。ペンレステープという痛み止めを先に貼ってから治療するので、痛みはかなり抑えられます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ● | ● | ● | ▲ | ● | ▲ | / |
午後 | ● | ● | ● | / | ● | / | / |
整形外科受付時間は
午前 9:00~12:00/午後 14:30~18:00
▲・・・9:00~13:00(受付時間は12:30まで)
休診日:木曜午後・土曜午後・日祝
※皮膚科はしばらくの間不定期での診療となります。診療日時は下記皮膚科診療カレンダーをご覧ください。
※現在safariにて下記カレンダー表示に不具合が出ている場合がございます。safariでカレンダーを開けない方はこちらよりご確認ください。またはGoogle Chrome等他のブラウザで開いてください。